momomomchiのANAマイルと旅行日記

旅行を楽しながらSFC修行やANAマイルの貯め方、旅行日記を書いていきます

沖縄2-⑰:おきなわ郷土村②

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南側エリアから北側エリアへ~

 

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本部の民家

特徴:最古の穴屋形式を伝える民家

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この建物は主屋と台所(殿小)の二棟からなり、四隅の柱はすべてサンゴ石灰岩を使用し、床は低く(当時は板床)屋根は小丸太組の茅葺です。壁は二棟とも二重のチニブ壁(竹壁)に茅をつめ、台所のかまど周りの壁はサンゴ石灰岩の野面棲で目地には土をつめてあります。そして、二棟の屋根の接する部分に樋を設け、雨水を背後に流すよう勾配がつけられています。昭和初期に作られ、建築様式としては最古の穴屋形式を伝える建物です。

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沖縄の高倉

高床倉、柱の数で大きさを比較できます。

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沖縄の高倉

穀物を貯蔵する倉には、いわゆる高倉と波照間島にみられた高床倉および地倉の3つがあげられます。高倉は、床を思いきり上げ通風をよくし、湿気を防ぎ、また柱の上部に「ねずみ返し」の板をはめこむなど、穀物の保存に工夫がなされています。柱は円形で、建物の大きさによって4本、6本、9本などとし、その上に床をつくり、寄棟の屋根をかけてあり、屋根は茅葺または竹葺です。

はしごらしいはしごはなく、登るのには大変そうな気がしました。

 

 

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本家(ムートゥヤー)

村落の村建てをした人の家(宗家)

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本家

元来沖縄の村落は、丘を背に南に面したその中腹や麓斜面に立地したものが多く見られます。これらの斜面に立地している村落では、その中央の最上部かあるいは左右のいずれかの最上部に、村落の本家(宗家)が位置しているのが一般的で、一段下がった左右に次位の宗家が並び、さらに下方前面に分家が位置するという、末広がりの配置がなされています。なお本家の背後には、村落の守護神を祀る御嶽(ウタキ)があり、本家からそこへ通ずる神道(カミミチ)が設けられています。f:id:momomomchi:20170804185149j:image

ノロの家

村落の神事祭祀を司る神女の家。

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ノロの家

「ノロ」とは、村落の神事祭祀を司る神女のこと。「ノロ」は村人の健康と豊作を祈り豊作に感謝する祭りを司る役目をもっています。王国時代には首里王府から辞令を受けたノロが、それぞれの間切(マギリ:現在の村)に数人ずつ配され、各自数カ所の神祭りを管轄していました。この家は、間取りは一般民家と大きな違いはありませんが、屋敷内に「ノロ火の神(ヒヌカン)」を祀る、「ノロ殿内(ドゥンチ)」といわれる建物があります。

 

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地頭代の家(ジトゥデーヌヤー)

当時、地方行政を担当した領主の家

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地頭代の家(ジトゥデーヌヤー)

地頭代とは、王朝時代(1429~1879年)各間切(マギリ;現在の市町村)の地頭(領主)の代官として、地方行政を担当した人のことで、間切番所(現在の町村役場)の最高の役で、諸般の行政を監理する役目を担っていました。地頭代の家の間取りは沖縄の民家の典型で、東南に面して床の間の一番座、その隣りに仏間の二番座、そして居間にあたる三番座が置かれ、裏側には子女の居室となる一番裏座、二番裏座、産室にもなる地炉をもつ三番裏座が配されています。離れ座敷は「前の家」または「アサギ」といわれ、隠居部屋あるいは来客の宿泊などに用いる離家になっています。

おきなわ郷土村には8つの民家に二つの高倉の再現をしておりました、昔の沖縄を感じることができる上、無料なのは本当に素晴らしいですね~行く価値は絶対にあると思いますのでおすすめです~

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また、毎日「昔のおきなわ生活体験」というイベントも開催しており、沖縄の文化に触れられるとてもいい機会だと思いますので、時間の余裕を有ったらぜひ参加することをお勧めします。

[日時]:毎日10:00~16:00(15:30 三線体験受付終了)
[場所]:沖縄郷土村 地頭代の家(ジトゥデーヌヤー)
※地頭代の家工事中につき、平成29年8月1日(火)~「本家(ムートゥヤー)」にて実施
[料金]:無料
[実施内容]
お茶菓子(黒糖など)の無料配布
三線演奏体験
伝統的な踊り体験と子ども向け遊戯体験

ぜひ~

 

 

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